特に千歳四季さんの「蒼竜(アズファレオ)の側用人」という作品が一番お気に入りの漫画です。
私は「蒼竜の側用人」を読んで、感動したんです。この記事では、私がなぜ「蒼竜の側用人」に感動したか、書いていきます。
蒼竜の側用人を読んだきっかけ
私は「蒼竜の側用人」のことを「側用人」と呼んでいます。
ちなみに、タイトルに付いてる「アズファレオ」は、この作品の舞台の名前のことです。
まず、読んだきっかけの話をしていきます。
きっかけは、ネットで異種間恋愛を描いた漫画を探しているときでした。
そこで、側用人を見つけました。表紙を見て、明らかに異種間恋愛だと分かり、全巻購入しました。
どういう部分に感動したのかは、また後で!次は簡単なあらすじに入ります。
蒼竜の側用人のあらすじ
生まれ育った村カディアスから追い出された、少女ルクル。ルクルはアズファレオの王である、竜のユリウスの鱗の手入れをする事に。
初対面の時は怖がっていたルクルだが、ユリウスの不器用な優しさに気づき、二人は絆を深めていく。そして…ルクルは少しずつ…ユリウスに惹かれ始める…
簡単に説明するとこのようなストーリーとなっています。
ストーリーの見どころ:蒼竜の側用人
1巻の時はただの友達って感じの関係ですが、2巻になると、急に友達以上の関係になり、3巻から恋人同士じゃないのか?と思ってしまう仲になっています。少しづつ、二人の関係性が変わっていくというのが、見どころです。
もちろん、ユリウスが主人公のルクルを守ろうとするシーンだってあります。それは1巻~9巻まであります。
やっぱり恋愛には主人公を守るシーンが必要ですよね。
主人公のルクルがすごく可愛いのと、服装がオシャレなのも見どころです。後は、ユリウスとルクルが喧嘩するシーンが無いので、安心して読めるのが良いです。
3巻からは「この先どうなるの⁉」とハラハラドキドキします。3巻でルクルが悪者の竜にさらわれてしまいます。ユリウスがルクルを助けに行くまでが、ハラハラドキドキして、続きが気になっちゃいます。
どう面白い?:蒼竜の側用人
先ほども言いましたが、ユリウスとルクルの関係が少しづつ変わっていくのが、面白いんです。
結構、戦うシーンだってあります。(ルクルが戦うのではない)
ユリウスとルクルが二人だけで会話するシーンはたまりません。すごくお気に入りの場面です。ユリウスがルクルを励ましたり、助言したりする所は胸がキュンっと鳴ります。
不器用な二人が心を通わせるっていうのが、私の好みの内容なんですよ。不器用な男と前向きな女っていう組み合わせも好きですけど。
次々と新キャラが出てくるので、このキャラクターはこんな人なんだと、分かっていきます。そこも面白い点。
側用人がこんなストーリーだと千歳四季さんはネタ切れに困らないと思います。私もネタ切れには困ってないけどね。
ユリウスとルクルの関係性:蒼竜の側用人
二人の関係は、最初は友達以上の関係であり、強い絆で結ばれています。そして、後に恋人同士になります。
ちなみに7巻で二人は恋人同士になります。どんな風に両想いになったかなぁ?思いに気づいたのはこんな流れでした…
友達に「そんなにユリウスの事が好きなんだ」と言われ、「えっ?私がユリウスを好き?」
と、こんな風にルクルは思いに気づきます。
その後、人間の姿に戻ったユリウスが体調を悪くしてしまって…ルクルはユリウスの耳元で小さく、「好きです…」と言います。
「その好きはどっちの好き?友達としてか、恋人としてか?」と思ったのは覚えています。そのシーンの後に二人はキスをしたので、「恋人として好きなんだ」と思い安心しました。
まさかまさか、7巻で恋人同士になるとは!最終巻で両想いになるんじゃないかなぁ…って思ってたら、7巻だったのでビックリしたのも覚えています。
短く言えば、ユリウスとルクルは強い絆で結ばれていて、友達以上で、恋愛関係ということです。
こういうシンプルな設定が私は好きです。
感動した所:蒼竜の側用人
居場所が無かったルクルが竜のユリウスと出会い、ようやく自分に居場所が出来た。この時点から涙が出そうなエピソードです。
終わり方も泣ける。ハッピーエンドで泣ける終わり方です。それと、最終巻の最後のページの一言もとにかく感動します。
ルクルの回想シーンを読む時は切なくてかわいそうだなぁ…って毎回思います…
ルクルだけではありません。ユリウスにだって悲しい過去を抱えています。実は幼年時代の頃は大事な人や大事な友達が1人もいなかったんです。
そのせいで、人を信じることが出来なくなっていきます。大人になったユリウスはアズファレオの王になり、竜の姿になります。
鱗を手入れする仕事を引き受けた娘達はみんなユリウスを怖がり、長続きした人はいませんでした。
ですが、ルクルだけはユリウスを怖がらず、最終巻まで仕事は続きました。ルクルと出会って優しい心を取り戻すというところが一番感動しました。
よーく考えてみてください。今まで長続きした人はいなかったのに、ルクルだけがユリウスを怖がらず、仕事は長続きし、更には友達以上だったのが恋人同士になったんですよ。
よーく考えたら涙が止まらなくなり感動します…
ルクルとユリウス以外にも悲しい過去を持ったキャラクター達の回想シーンも切ないと思う時とそうだったんだぁ…って思う時がある。
他にも異種間恋愛の漫画はありますが、吸血鬼とか、人型のモンスターが大概で、側用人みたいに幻獣との恋愛の漫画は少ないんです。
私が千歳四季さんをすごいと思うのは、数少ない異種間恋愛の漫画を描いたからです。千歳四季さんは女性らしいけど、綺麗な人なんでしょうか?一度でいいから好きな漫画家さんの素顔を見てみたいなぁ…
スピンオフの方が面白い?:蒼竜の側用人
実は側用人には、1巻で完結のスピンオフ作品があります。私はスピンオフの方がお気に入りです。
なぜかというと、主人公は美人で大人っぽいし、出てくる竜がかっこいいからです。二人が仲良くなるのも早いし、主人公が思いに気付くのも早いからスピンオフの方が好きなんです。
ストーリーも過去作と違って面白いです。戦うシーンもあります。スカッとする場面もあり、主人公の性格が好き。
ちなみに、主人公の名前はティナで、相手の竜はユーグォンという名前です。ユーグォンはユリウスと違い、人間ではなく、純血の竜なんです。
時間がある時に読み返したいなぁ…って思ってます。
もちろん、側用人の方も読み返す予定です。続きが作られてほしいくらい側用人は面白い作品です。
ティナとユーグォンのその後の話も作られないかなぁ…
過去作の側用人を読み終わった後に読むのをおすすめします。更に楽しめますから。
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